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子供と一緒に家庭で楽しめるプログラミングツール8選

今回は、プログラミング教育に興味がある人必見の子供と一緒に楽しめるプログラミングツールを解説します。

  • プログラミングを家で子供と一緒にやりたいけど、何から始めたらいいの?
  • プログラミングを子供に習わせたいけど、興味を持ってくれるかわからない

こんな悩みを抱えている人も多いと思います。

2020年に小学校でプログラミング教育が必修化されましたが、それ以降、小学校以外でもプログラミングを学ばせたいと思っているパパ・ママも増えています。

そんな人は、家で手軽にできるプログラミング用のツールもたくさんありますので、ぜひ活用していきたいですね。

この記事でわかること
  • 家庭で手軽に楽しめるプログラミングツール
  • 家庭でプログラミング教育はできる?
クリックできる目次

おすすめプログラミングツール8選

プログラミン

  • 対象年齢:幼児~小学校低学年
  • ビジュアルプログラミング
  • 文部科学省が作った
  • タイピング不要
  • できることは少な目

プログラミンは文部科学省作成のプログラミング学習用のウェブサイトです。
プログラミングを通じて、子供たちにものづくりの楽しさを提供することを目的に作られました。

あらかじめ用意された絵に「右に動かす」などの指示が書かれたプログラミンというキャラクターをドラックすることでプログラムします。

指示は全てドラック&ドロップで行うので、タイピングが難しい幼児でも簡単にプログラミングが楽しめる作りになっています。

ただし、その分できる指示が限られていますので、幼少期にプログラミングに触れさせる目的であればおすすめですが、すぐに物足りなくなってしまうかもしれません。

(注)2020年12月31日閉鎖

ScratchJr(スクラッチジュニア)

  • 対象年齢:幼児~小学校低学年
  • ビジュアルプログラミング
  • タブレットで使用
  • タイピング不要
  • 撮影した写真をそのまま使える

ScratchJrは、後程紹介するScratchよりも、幼少期の子供向けに作られています。

特徴は、iPadなどのタブレットで使用できることです。
そのため、指でブロックをドラックするだけでプログラムが組めますので、マウスやキーボードに不慣れでも簡単に楽しむことができます。

最近では、パソコンは触る機会がなくても、タブレットは幼いころから触っていて、慣れている子供も多いので、Scratchを始める前の導入編として活用する人が増えているようです。

また、タブレットで撮影した写真をそのまま使うこともできるので、先ほど紹介したプログラミンよりもできることの幅が広い印象です。

Scratch(スクラッチ)

  • 対象年齢:8歳~
  • ビジュアルプログラミング
  • 世界中で利用されている
  • 小学校でも使用
  • リミックス機能あり

Scratchは世界中のプログラミング教育で使われているビジュアルプログラミングのソフトウェアです。

対象年齢は8歳とのことですが、難しい工程はないので、簡単なキーボード操作と少しの慣れがあれば、小学校低学年から十分に使えると思います。

「命令」「制御」などのブロックの組み合わせでキャラクターを動かし、音楽や画像を組み込むことも可能です。
ScratchJrに比べてできることが格段に増える印象です。

とにかくユーザー数が多いのが特徴で、参考の書籍も多数販売されているので、プログラミング初心者のパパ・ママも安心して子供に教えられますね。
また、他人が共有した作品をベースに改造して楽しめるリミックス機能もありますので、作品を1から作らずに遊ぶこともできます。

小学校のプログラミング教育でも使われていることもありますから、小学生でプログラミング教育をスタートしたいと思ったら、まずはScratchから入るのが間違いないですね。

ビスケット

  • 対象年齢:幼児~小学校低学年
  • 自分で描いた絵をプログラミングできる
  • タブレットでも使用可能
  • タイピング不要

ビスケットは、自分で描いた絵にプログラムを組んで動かすことができるソフトウェアです。

メガネと呼ばれる2つの窓に自分の書いた絵を配置することでプログラミングができます。

文字を使わないためタイピングは不要で、幼児でもプログラミングを楽しむことができる。
コツさえつかめば。メガネを複数組み合わせることもでき、かなり複雑なプログラムも組むことができるのも特徴です。

また、タブレットでも使用可能なので、パソコン操作に慣れていない幼児でも簡単に作業することができます。

マインクラフト

  • 対象年齢:小学生~中学生
  • 世界中で人気のゲーム
  • 大人でもはまる人が続出
  • 教育現場でも使われている
  • ただのゲームにならないように注意

マインクラフトは世界中で人気のゲームプログラミングで、プログラミングスクールなどでも使われています。

立方体のブロックを使って、自分だけの世界を作り上げていくゲームで、世界は無限に広がっており、大人でもはまる人が続出しています。

ブロックを1つずつ組み上げていくこともできるが、プログラミングを使うことで効率よく組むことが可能になります。
ただし、プログラミングに慣れていないうちは、1つずつ組んだ方が早いので、子供がただのゲームとして遊ばないように注意する必要があります。

参考の書籍は多数発売されていますので、プログラミング初心者のパパ・ママでも安心です。

Unity(ユニティ)

  • 対象年齢:小学生~高校生
  • いろんなゲームが作成できる
  • Pokemon GoもUnityを使って作られた
  • 難易度は中級以上
  • プログラミング言語も学べる

Unityを使えば、2D・3DのゲームやVRのアプリなども作ることができます。
プロも使うほどのクオリティで「Pokemon Go」もこのUnityで作られたものです。

プロが使うくらいなので、正直簡単ではありません。

「Scratchやマインクラフトをやりつくして、さらにプログラミングを勉強したい」
「将来は、プログラミングの仕事に就きたい」

と思っているような子供にはぜひ挑戦してもらいたいですね。
プログラミング言語はC#とJavaScriptに対応しており、ゲーム作成以外でも役立つスキルが身に付きます。

LEGO(レゴ)

  • 対象年齢:年長~大人
  • 身近な機械の仕組みがわかる
  • 多彩なセットで組み合わせは無限
  • 人気のPythonの勉強にもなる

レゴでもプログラミングを学ぶことができます。

センサーやLED、モーター等多彩なハードウェアで身近な機械の仕組みを学ぶことができます。

モデルの組み合わせガイドがありますので、初心者でも安心して始めることができます。
モデルで遊んだ後は、付属の523個のパーツを組み合わせて、ものづくりの奥深い世界を体験できます。
子供用に買ったものなのに、大人がはまってしまうケースがあるようなので、注意が必要ですね。(笑)

プログラミングはビジュアルプログラミングと最近人気のPythonの2通りから選ぶことができます。
Pythonは人気のプログラミング言語で、様々なところで使えますから、ビジュアルプログラミングで慣れてきたら、積極的に挑戦してみたいですね。

お孫さんへのプレゼント等にもおすすめです。

各種おもちゃ

  • 対象年齢:幼少期~
  • 豊富な種類

小学校でプログラミングが必修化されて以降、プログラミング教育の人気は高く、今ではたくさんのおもちゃも発売されています。

中には、3歳頃から遊べるものもあり、幼少期のプログラミング教育に購入する人が増えています。
幼少期からプログラミングのおもちゃで遊ばせることで、自然とプログラミング的思考が身に付きます。

また、「プログラミングは始めたいけど、パソコンやタブレットを長時間見続けるのは、子供の視力が悪くならないか心配」
と考えるパパ・ママも多いともいます。

その点、おもちゃであれば、子供の目の負担にはなりませんので、おすすめですね。

種類がたくさんありますので、お子さんの年齢に合ったものを選んで見て下さい。

家庭でのプログラミング学習のポイント

家庭でも使えるおすすめのツールを紹介しましたが、

  • ツールはわかったけど、具体的にどうしたらいいの?

という人も多いと思います。

そんな人には、とにかく大人も一緒にやってみることをおすすめします。

今回紹介したツールはどれもプログラミング言語を使うような難しいものではなく、プログラミング初心者のパパ・ママでも十分に使えるものです。
やり方はネットで検索すればすぐ調べることもできます。

子供のやりたい気持ちを大切にして、大人も一緒にチャレンジしてみましょう。

その他の注意点は以下の記事をチェック▼
家庭でのプログラミング学習のポイント9選

家庭でプログラミング教育はできる?

そもそも家庭でプログラミング教育はできるのでしょうか?

私の考えとしては、

可能ですが、難しい!

です。

難しいと思う理由
  • 親世代はプログラミング教育を受けていない
  • 何から始めたらいいかがわかりづらい
  • 目的が曖昧
  • ツールはゲームとおもちゃ

親世代はプログラミング教育を受けていない

ここから、家庭でのプログラミング教育が難しい理由を解説しますが、共通する理由としては、私たち親世代はプログラミング教育を受けていないということです。
私たち(30代)が学生だった頃は、情報という授業で、少しパソコンを使った程度だと思います。
今のように、プログラミング教育が必修化されていませんし、プログラミングを習い事にしている人もほとんどいなかったと思います。

そんなプログラミング教育を受けていない私たちが、子供に教えるのは非常に難しいと思います。

最近では、プログラミング教育のためのツールはたくさんありますし、本屋に行けば参考となる書籍はたくさんあります。
私も実際に、いくつか書籍を購入して、Scratchやマインクラフトをやってみました。
実際にやってみると、大人なら簡単にできます。

しかし、それを子供に教えるとなるとどのように教えれば良いのかさっぱりわかりません。
教えられるのは、あくまでScratchやマインクラフトのやり方であって、それをどのようにプログラミング的思考を育むための教育にできるのかが全くわかりませんでした。

これが、家庭でのプログラミング教育が挫折しやすい1番の原因だと思います。

何から始めたらいいかわかりづらい

問題を作ることがプログラミング学習のスタート

プログラミング教育のスタートは「子供が何をしたいか」です。

従来の暗記型教育の場合、勉強したいと思ったら、テキストを買ってきて問題を解き、巻末の回答を見ながら答え合わせをしますよね。
その場合、子供は既にある問題を解くことで勉強ができます。

一方プログラミング学習では、子供はゲームやロボットのツールを使って、何がしたいのかをまず考える必要があります。
そのうえで、そのためには何が必要なのかを逆算して考えます。

つまり、プログラミング学習の場合、自分がしたいことを問題として作り出すことが必要なのです。

問題を考えるヒントを出す大人が必要

子供が問題を考えるうえで、「なんでもいいからやってごらん」では、子供は何から考えて良いかわからず固まってしまいます。

そのため、子供が考えられるように、道筋を示してあげることが必要になります。

その際に、細かく教え過ぎてしまっては、子供が自由に考えられませんし、教えな過ぎては、子供の手は動きません。
ある程度自由を残しつつ、考えやすくさせてあげることが重要になります。

ここが私たちプログラミング教育を受けていない大人にとって難しいところで、何からどう説明したら良いのかわからなくなってしまうことだと思います。

子供は、ある程度わかれば、大人が考えるよりもはるかに速いスピードで物事を覚えるものです。
しかし、そのためには大人のきっかけ作りが必要になります。

目的が曖昧

プログラミング教育の目的は、大きく分けて以下の2つです。

  1. プログラミング的思考を養う
  2. コンピューターの仕組みを理解する

どちらも言葉で説明しようとすると曖昧で、子供にわかるように説明することは難しいですよね。

しかし、目的がわからないまま学習するのは、子供のやる気に関わります。
そのために、1番わかりやすいのが、プログラミングを学習するとこんなことができるようになるというのを実際に見せてあげることです。

それには、プロの技を見せてあげるのが1番です。
野球選手の好プレーを見て、野球に興味を持つのと同じことがプログラミングにも言えます。

ツールはゲームとおもちゃ

プログラミングを学ぶツールとして紹介した8つを見てもらうとわかると思いますが、全てゲームもしくはおもちゃです。

そのため、家庭学習の場合、結局ただのゲームやおもちゃとしてしか遊んでいない場合が多いようです。

例えば、マインクラフトで言えば、プログラミングを使わなくてもブロックを積むことはできます。
むしろ、プログラミングに慣れるまでは、1つずつ積んでいった方が早い場合もあります。
その結果、プログラムを組むことが面倒になり、マインクラフトはただのゲームになってしまいます。

また、レゴも同じことが言えます。
子供の頃にレゴで遊んだ人も多いと思います。
その時は、プログラミングなんてものはなかったですが、十分楽しかったですよね?

レゴなどのロボットプログラミングの場合、1度プログラムして作ったものをさらに応用し改良していくことが必要になります。
1度作ってお終いではやはり、プログラミング的思考は身に付きません。

そうならないためにも、その都度課題を出したり、子供に新たな気付きを与えてあげることが必要です。
プログラミング教室では、この役割を先生や他の子供たちが担ってくれます。
先生は子供の様子を見ながら、最適な難易度で課題を与えてくれますし、一緒に学んでいる子供の成果を見ることで、新たな刺激をもらうことができます。

家庭では、このような機会を何か別の方法で与えることが必要になります。

家庭でのプログラミング教育の注意点

ここまで、プログラミング教育を家庭で行う難しさを解説してきましたが、実際に家庭でプログラミングを教えている人もいますので、不可能というわけではありません。

しかし、その場合いくつか注意点があります。

このポイントを押さえることで、挫折の可能性はグッと下がりますので、以下の記事をチェックしてください▼
家庭でのプログラミング教育の9つの注意点

まとめ

いかがだったでしょうか。

プログラミング教育に興味がある家庭でも、プログラミング教室に通わせるほど、子供が興味を持ってくれるかわからない人も多いと思います。

これから家庭でのプログラミング教育を始める場合には、まずは今回紹介したツールを使ってみることをおすすめします。

ただ、パパ・ママの中には、自宅で教えるのは難しい人も多いと思いますので、そのような人はプログラミング教室を活用するのも良いと思います。

プログラミングスクールの選び方はこちらをチェック▼
プログラミング教室を選ぶ際に気を付けたこと

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